Free EP [DARK SIDE]より

[有限]

有限な 有限な

色と空

塗り替えた夜を

一人で歩いた

 

触れあう 揺れあう

人と人

二人で歩いた道の先

 

有限な 有限な

色と空そして僕の血と

 

澄んだ目で

[追憶の花]

あの白く美しいあなたの肌を

重ねた ただ記憶の片隅にある

 

幻でもまやかしでも 浮かび消える儚き花

ただひたすら見つめている 飽きる事無くずっと

 

彷徨う色 移ろう色 心の穴埋める術は

まだ持たずに

 

 

柔らかい思い出 暖かな頬

手に触れ夢見た 温度はまだ此処に

 

幾度も繰り返す 安住の箱庭で

夢と踊る 堕ちてゆく 心乱すものは無く

 

追憶の白い花 いつまでも咲かせよう

香しい

 

あなたと過ごした記憶を

捨てられず 消せずに

囚われまた廻る


[嫉妬]

ああ、もういいや 捨てちゃおうってふと思った

また今日も眠れないまま夜が明けた

 

ふわふわ 捉えられない

無駄 無駄 無駄な朝

 

志に届かぬ想いは優しく首を絞める

自ら背負った重荷を引きずりまわして泣いてた

 

 

ああ、もういいや 夢などハナから無かったんだ

もうひとつ あとひとつが越えられないんだ

 

ぐるぐる 廻る思考と

ふらふら 触れる脳

 

志に届かぬ想いは優しく首を絞める

自ら背負った重荷を引きずりまわして泣いてた

 

生ぬるい この部屋で独り願いを破り棄てる

何処かで無くした希望と優しさ 本当は求めて

[Prayer]

作詞 あまつひつき

泣いたあとの色 翳るような灯と

汝し眼の隙間から 明日を憂う

 

畏れのことばは 誰かを堕とした

未来を求めて 許した 違わず紡げと

 

僕らの夢 胸の奥 満ちて

重なるように 生きてゆく 君を辿る

 

涸れた土の唄 暮れに染まる花

やすらぎと彩りに 愛をうたう

 

夜空は震えて 悼みをささげた

静かな祈りは 零れた 光に還れと

 

僕らはまだ 濡れた手をつなぎ

忘れぬように 瞳をとじた 君を照らす